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しっとり。

大抵この時間に日記書くときはしっとり系になります。
今回もご多分に漏れずのそのそ起きてきて書き始めました。
再び髪を染め、銀髪の悪魔復活です。
大層心が弱々しく、人間じみた悪魔の復活です。

BGMはX/ENDLESS RAIN。
俺にとっての失恋ソング。
何故かかってるか、ここまで書けば説明はいらないでしょう。

ええ、2年とちょい、付き合っていた彼女と先日別れました。
意外とあっさりしたものです。
でも、内心は色々ぐるぐるしています。
それを正直につづってみたいと思います。


別れるさらに数日前は、俺はまあ相手のことを憎々しいとすら思ってました。
思えばそこからもうだめだったんだと思いますが。。。
かみ合わない歯車はいくらまわしたってダメなんです。
何もかもが空回りでした。
それを俺は正直に口にしたし、相手も同じように口にしました。
それでもグダグダとほんの少し続いて・・・相手から切り出されました。

その時の自分の感情は、怒りと悲しみが混在したもので、やりきれない感情が後から後から沸いてくるのを抑えられませんでした。
それは言動にも表れ、そのときは一方的に俺が切れて。。。

なんつか、そのときはあまり良い終わり方じゃなかったです。

俺はそれがすごいいやだったから、後日相手のバイト(同じところ、苦笑)が終わった後に荷物を取りに来たという口実で家に行って。
夜の散歩に誘いました。
うすうす何かわかってたのか、定かではないですが、相手はついてきてくれました。

目的地は大学構内、見晴らしのとてもよい建物の裏手。
どこからも見えず、ベンチがあり、海の方まで見渡せる場所。
階段を何段も上り、息を切らしながら相手の手を引っ張って・・・

そうです、俺が告白した場所です。
2年振りにきてもあまり変わりはなく。昔と同じように誰かが持ってきたであろうベンチに座って。。。


どれくらいでしょうか、沈黙。


・・・そして、俺からぽつりぽつりと話し始めました。
内容はたわいもない話。
趣味のこと、学校のこと。
そして、そこから少しずつ今までの生活を振り返って・・・

相手は、俺と付き合ってホント良かったと思ってる、ありがとうと言ってくれました。
場しのぎのウソとか、そんなんじゃなく、俺は本音だと思って受け止めました。
俺も同じように・・・長いことそういえばしてなかった、感謝の気持ちをぶつけました。

後悔してない、なんて強がりはとても言えません。
その時にようやく、どれほど相手が必要だったかがはっきり思い知らされました。
うやむやのまま相手を無理に必要として、カラ回りばかりしてた理由がはっきりわかりました。
俺は何も見えてなかった。

今ならどれだけ純な気持ちで好き、と言えるか。


でももう遅いんです。


どっちが悪いとか、そういう話はもう過ぎました。


終わったのです。




また友達に、戻る、と。
決まってしまった。覆すこともできなかった。

未練たらたら。その辺ホント情けない俺だけど、それでも必死に自分を抑えてました。

「やりなおそ。」

この一言が、きっとまた二人の関係を壊すってことが、大体わかってたから。
引くしかなかった。

頭は言うことを聞いても、感情はそうもいかず・・・
ぼろぼろ泣いても、強がるしかなかった。

もっといい彼氏できるよ。とか。
まあまた適当に皆で遊ぼうとか。
泣きながら無理して笑って。
向こうも笑ってた。泣いてなかったけど。


そんで、キレイにさよならをしました。
ずっと会わないんじゃなく、友達に戻っただけ。

そんなので納得できたら・・・楽なんでしょうけどね。




向こうは一切泣かなかった。普段色々なことで泣いていたのに。

以前、こういう話を一回したときに、俺の人間味が羨ましい、いや妬ましいと。
そうはっきり言われました。
そんときは複雑な思いがしたものです。
俺は誰よりも人間らしさを体現してると思ってます。
それは負の感情が主ですが・・・
なんかこう、ドラマティックな人間になろうと思ってたからでしょうか。

脱線。



前にあんだけ悪口叩いてたのに、今となっては全部受け入れられる気がします。
それは成長か、未練が目を曇らせてるだけか・・・

俺は口先で次の彼女さがすかーとか言ってましたが、別れ際にはっきりと、
「もっとカッコよくなってオマエ迎えにくるから。」
と言いました。向こうがどう思ったろう。
情けない男だ、と思ったかもしれないし、純粋に思ってくれたかもしれない。

未練がましいと思われようが・・・
いくらきれいに終わっていようが・・・
好きな気持ちは変わらない。
次はもっといい付き合い方ができるって、そういう確信があるから。
またいつか攻めよう、と思ってたりします。


でもこれも、一時の感情かもしれない。
出会いなんてたくさんあります。そんな中にうずもれていくかもしれない。

楽になるでしょう。でも、寂しい。



また、「友達」としてうまいこと付き合っていけたら、何か見えてくるでしょう。
それが何かよくわからないけれど・・・

正直、まだ一日中辛いです。こういうシチュエーションで彼女がいつもはいた。
そういうときによぎる感情は、胸に穴の開くようなやりきれなさ。
必死に抑えて、ごまかして・・・・

でもいつか時間が解決してくれるって、思うしかない。
またもっとナチュラルに接することができるようになったら。。。いいな。


もう悲観して自殺だのなんだの考える思春期は過ぎたみたいです(苦笑
今は驚くほど落ち着いています。
まあ、予想より、くらいかもしれませんが。


ループでENDLESS RAINがかかっています。
果てしなくネガティブな歌詞です。
お前がいないと俺は生きていけないという。

でも俺は・・・俺はお前がいなくてもなんとかやってけるぜ!と。
胸を張って言える位に・・・

今は、ぽっかり心に空いた穴を少しずつ埋めていきます。
空いたところには必ず何かが入ってきます。
そしてそれがムダになることは決してないと・・・思ってます。



・・・予断ですが、その出会って、別れた場所、そこの誰にもわからないようなところに物を隠しておきました。
これをまた取りに来るのは、いつで、誰とになるんでしょうか。

できれば・・・俺と同じく隠し場所を知ってる人がいいな、と。
やっぱ思っちゃうなー(苦笑




文章にして、また一つ落ち着きました。
今回も長々と、失礼いたしました。それでは。
by rainchandessu | 2005-06-08 05:17
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